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【MacType】MacTypeでWindowsのフォント環境を劇的に改善する3[ブラウザ設定編]まとめ

2018-01-06

前回、前々回とMacTypeのインストールから設定までを紹介しました。
MacTypeでWindowsのフォント環境を劇的に改善する[インストール&初期設定]まとめ | HiMaTz no blog(ひまつのブログ)
MacTypeでWindowsのフォント環境を劇的に改善する2[設定編]まとめ | HiMaTz no blog(ひまつのブログ)
エクスプローラなどWindowsのフォント環境が快適になったとおもいます。

ところが、肝心のブラウザでの表示が変わっていない!という現象が発生するので対処方法をまとめました。

1.設定ファイルの確認

設定ファイル(iniファイル)の[UnloadDll]を確認して下さい。

ここにfirefox.exeなどブラウザのプロセスが記述されていると適用されません。

[text highlight="2″]
[UnloadDll]
firefox.exe
audiodg.exe
[/text]

プロセスマネージャーからも確認できます。

mac-config8

ここでFirefoxなどのプロセスの「ステータス」が「除外」となっていれば適用されません。

2.FireFoxでMacTypeが適用されない場合

Firefoxの設定変更でMacTypeが適用されるようになります。以下の2つを試して下さい。

  1. ハードウェアアクセラレーションを無効にする
  2. Direct2Dを無効にする

 1.ハードウェアアクセラレーションを無効にする

「ツール」->「オプション」->「詳細」から

「ハードウェアアクセラレーション機能を使用する」のチェックを外します

mac-config9

※有効にしているとFireFoxの動作が高速になる場合がある、とのことですが私の場合は速度の差はありませんでした。

変更後は、ブラウザの再起動が必要です。

2.Direct2Dを無効にする

ブラウザのアドレスバーに「about:config」と入力して設定画面を開きます。

下記の警告画面が出た場合は、「最新の注意を払って使用する」を選択します。

aboutconfig1

検索に「direct2d.disabled」と入力して設定を表示します。

値が「false」になっていたら、ダブルクリックして「true」にすることで無効にします。

aboutconfig2

変更後に画面を閉じてブラウザを再起動してみて下さい。

MacTypeが適用されていると思います。

3.ChromeでMacTypeが適用されない場合

DirectWriteを無効にすることで私は適用されました。

アドレスバーに「chrome://flags」と入力して設定画面を開きます。

 

 

chrome-mactype

上記の「DirectWriteを無効にする」の欄を見つけて下さい。

日本語が分かりにくいですが、「DirectWriteを無効にする」を「有効にする」ことで無効状態になります。「無効にする」をクリックしてしまうと有効になってしまいます。

(画面の状態で無効になっています)

3.IEでMacTypeを適用する

IE9、10、11ではMacTypeを適用することは出来ないようです。

IE8以前では「ツール」→「インターネットオプション」→「詳細設定」から

「GPUレンダリングでなく、ソフトウェアレンダリングを使用する」をチェックしてブラウザでなくOSを再起動することで適用されるようです。

 

みなさん、快適なフォント環境になりましたでしょうか。

Windows10の新ブラウザSpartan(Edge?)に適用できるかもそのうち試してみたいと思います。